悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

本を読む人だけが手にするもの

 
「必ず食える1%の人になる方法」「 10年後君に仕事はあるのか?」に続いて、藤原和博氏の著書を。
・20世紀型の成長社会から21世紀型の成熟社会へ
・みんな一緒型から個別型へロールモデルのいない現在、自ら人生を切り開いて尖がる必要性
・情報処理力から情報編集力へ
こういった藤原節の基礎がついていたのですんなり読めました。
現代、だからこそ、自分だけの世界観を構築するための教養を、読書で得る価値あり。
 
読書の効用についての考察
最大の効用は、「他人の脳のかけらを自分の脳に繋げることができる」こと。これによって人生を複線的に生きる助けになり、つまり生き方が「丈夫」にできるんだろうなと感じました。例えば現実として、ハラスメントの対象になってしまったとしても、読書で複線的、複眼的な生き方や視点が身についていれば、自分を下げようとする相手に対し自分の力で対抗できる。
また、ここから派生して
自分ひとりの持ち時間では経験できないような、様々な人物の視点を得られるとすれば、人生を倍々に楽しめる。私は観劇が好きで、俳優さんっていいな、どうして自分は演劇を選ばなかったのかなーと悔いているんですが(笑)、「そうか読書すれば、そういった意味でバランスの取れた人物になることができるかもしれん」と、ハタと思いつきました。