悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

びわの木

昨日ゆずの話を書いたけれど、今日は枇杷。去年の初夏の頃、上の娘が幼稚園でもいで食べて以来、好きになりました。

お土産でいただいてきたものをおやつにいただきながら、

「うちに枇杷の木があればいいのになー。これ、蒔いたらはえるかなー。」

いいねえ~。私も小さい頃、なつみかんの種を庭に蒔いて、姉と見つめたことがあったっけ。うまいこと本葉5枚くらいまで育って、そのままおだぶつしちゃったけど。

そんなわけでプランターに蒔きました。性が強いらしくたくさん芽が出たので、5つほどの植木鉢に独り立ちさせて・・・そこまで。例によって熱心に世話をするわけじゃなし、娘の関心も離れ、冬を迎えてしまいました。

このごろ暖かさに ちょっと気になりだして、「びわさ~ん、おはよ~」と後ろめたく声などかけています。春になったら復活してくるかな・・・

と、思っていたら

庭の隅っこに、10センチほどに伸びた苗木を発見。これはもしかして、枇杷?なんで?

①どうやら同時期に、生ごみ減量作戦として、土に返せるものは穴掘って埋めてたころがあり(めんどくさくなってやめてしまった。生ごみ処理機を買う、という選択肢は、ウチにはなかった・・・)、その中から自力で根付いたのではあるまいか。

②もしくは、カラスが落としたものか。枇杷の実が成るころ、実を食べて落としたらしいものが、よく家のそばの土手筋にあったけど。

いずれにせよその「自生」苗木は、大事に個室(植木鉢)に入れられたものよりもずっと元気で、葉っぱの色も生き生きしている。

「おう、もう春だねえ。なに、あんたたち元気ないじゃん」

「だってあなたみたいに、地に下ろしてもらってたほうが幸せよ。私たちなんて、水もろくにもらえないのよ。あなたがうらやましい。しくしくしく」

「おいら蒔いてもらったわけじゃないよ。自分で根っこを生やしたんだい。あんたたちみたいに肥料だってもらってないし」

なーんて会話を想像しつつ、いやなるべく考えないようにしながら、両方にじょうろを向けるははです。(はは)