悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

酒粕のこと

酒粕おやつ』(南智美)より抜粋

私たちは家族でお米を育てていますが、田んぼを一枚持っていることで、食生活の基本になる食材のほとんどがまかなえること、そして流れゆく循環が分かるようになりました。

稲が黄色く実って来ると、そこには麹菌である「稲酵母」がつきます。お米と「稲麹」があれば麹はできる。そして、米と麹があれば甘酒ができ、お酒が作れてその結果、酒粕もできる。米と一緒に麦や大豆を育てれば味噌や醤油もできるのです。

もうすぐ80歳になる元気なおじいちゃんが、「昔の唄をしってるかね。今年ゃ豊年、穂に穂が咲いた、ってね。去年できたもんで、長男の嫁におしえてやっただが」と、秋に話して下さったのが気になっていたのですが、そういうことなんだなと思います。知らないことが多いな。

こういう自然の循環の中にありたいなあと、このところ考えています。

酒粕を使った料理をリピートしすぎて、娘が白ーい目をしています。今朝は妥協して、卵と牛乳の蒸しパンをつくってあげました・・・はやくおきろっつーの。