断捨離のとちゅう
断捨離をぼちぼちと進めている。何度か試みては挫折していたが、整ってくるすがすがしさが身に染みてきた。
断捨離って筋肉トレーニングと同じなんだな、とふと思う。一巡目には思いきれなかったものが、二巡目になると、今の自分にとっての要、不要の見極めをできるようになる、なんていうことも起こってきた。断捨離筋、みたいなものがついてきたのだろう。
だんだんに、手を付けかねていた場所の整理にも、腰が上がるようになってきた。
ある日、しんどいことが起こって
試練の時だなあ、と思っていた日々のこと。
今までなかなか手を付けられなかった箪笥を、ふと整頓する気持ちになった。
そしたら、古い古い書類が出てきて
その中に、亡父の残した文書を書き写したものがあった。
いやーこれが呼んでいたのだな、とわかって
父の写真のそばに移して、線香をあげた。
写真立ても代えて、気分一新した。
それから、10年以上分の手帳や、過去のものになった文書を処分した。
生きること、生きていることを楽しむべしと書いてくれた父。この父が見守ってくれるから、そうそう酷いことにはならないんじゃないかな、と思える…思っていたい。