悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術(ショーン・スティーブンソン)

睡眠について、定評のある本を、一日で二冊まとめ読みした。
「睡眠こそ最強の解決策である」(マシュー・ウォーカー)は研究者による著作だが、
本書は個人・企業向けのアドバイザーによる。だから睡眠技術をより具体的に提案しているし,ユーモアも感じられて面白く読めた。
そしてもちろん、科学的根拠は随所に明示されており、信憑性は高いし説得力もある。
同じテーマで、出版年も近く、しかし立場の違う著者によるものを読み比べるのも、楽しい読書体験になると知った。
本書では最新の知見(日本版は2017年)に基づいた21の方策を提案している。
今の私にとって重要事項になったTIPは二つ
①睡眠にはホルモン分泌を最大にする時間帯が決定的にある。深夜労働の弊害がかなり強めにスペースを割かれていた。ある意味、分かっていたことではあるが背中を押される内容だった。
②良い睡眠のためには運動が不可欠だが、するべき運動はウエイトトレーニング。ホルモン分泌を活性化できる。長時間の有酸素運動は筋肉を減らすためマイナス。このことがクライアント例から説明されて、より腑に落ちた。このところ、ジョギングしないと体重コントロールができないと思い込んできたが、再考の余地あり。